2009年11月21日

『学乳』予算縮減

聞き慣れない言葉だと思います。
学校給食用牛乳等供給推進事業、これが正式な名称ですが、全国の学校給食のときに牛乳を飲んでもらうための国の事業です。もちろん、時代の変化で、全員の子供たちに強制的に牛乳を飲ませることには、わたしも賛成できませんが、年間40万トンの牛乳が消費されていることが、わたしたちが生産する牛乳の大きな割合を占めていることは、否めない事実でもあります。

今回の行政刷新会議のワ−キンググル−プの結論で『予算縮減』の評価がでました。いっしょに牛乳の消費拡大事業も予算額の縮減の評価です。

第一次産業である農業は、食料を生産する、国として大切な産業です。そして、それは短期間に変化が不可能な産業でもあります。長い年月をかけて、土を育て、コツコツと続けることが安定した食糧を生産する第一歩でもあります。最近は農家の減少で耕作放棄地(農地でありながら、何も作られずに荒れた土地)があちこちに見受けられるようになりつつあります。一度荒らした土地を再び農地として利用するには、荒らした時間の何倍もの時間を必要とします。

多くの農家が、再生産(次の作付)のための資金を確保するための利益が出ないなかで、営農を続けています。それは、この国が、元々、農耕民族であり、自分の仕事がこの国で暮らす人々に食糧を提供することを自負しているからです。

たとえ時代が変化しようとも、農業は国の基軸産業であるはずです。耕す人の消えた国が繁栄することはありません。

それでもわたしたち農家は黙々と耕す。祖先から受け継いだこの土地を守ることが自分に与えられた仕事であり、消えかかるプライドを消すことなく、次の世代とこの国のために。


posted by ファーマー at 18:41| Comment(0) | ニュース
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